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妊娠中のカラダのトラブル(後期)

妊娠期は、体内のホルモンバランスが大きく変化したり、胎児の発育に合わせて身体にさまざまな負担が生じたりと、妊娠特有のトラブルがあります。これはお腹の中の赤ちゃんが順調に育っていくための環境作りや、お母さんになるための準備として考えられます。
 
マイナートラブルは症状や期間に個人差がありますが、そのほとんどの症状が妊娠期間におけるものです。

つらい時は、ご自身で対処したり悩んだりせずに、専門医や身近な人に相談してみましょう。 

◎ 「鼻血」
妊娠すると鼻の粘膜が充血し弱くなったり、乾燥したりして、今まで鼻血が出なかったような人でも出やすくなります。
 
◎ 「イライラ」 
特にホルモンの分泌が激しく変化する、妊娠初期と後期にイライラしがちになります。
初期はつわりによって、吐き気に不眠、倦怠感といった症状が続くため、身体的にも精神的にも不安定になりやすいです。
後期は、大きくなったおなかによって腰痛、動きにくい、おなかが圧迫されてよく眠れないなど身体的な負
担があります。また、出産に対する不安からストレスとなってしまう場合もあります。               
 
ストレスを感じると血管は収縮してしまうので、お腹の赤ちゃんに必要な酸素や栄養が運ばれにくくなり、発育不全にもなりかねません。
できるだけ人と話したり、外出したり、リラックスする時間をとるなどの気分転換で解消もできます。
 
◎ 「肌荒れ」
妊娠中はホルモンの影響で肌が敏感になってかぶれたり、肌荒れを起こしやすくなります。
特に化粧品は、使い慣れない物は避けましょう。メラニン色素が増えて沈着しやすくなり、シミ、そばかすができてしまったり、増えてしまったりする場合もありますので、保湿だけでなくUV対策もしっかりしましょう。
 
◎ 「前期破水」
胎児を包んでいる卵膜が陣痛開始前に破れてしまうことです。妊娠のなかばで膜が破れると、胎児が子宮の中にいられなくなり流産・早産となります。
尿とは違う、さらさらした液体(羊水)が流れ出ているとき、あるいは液体が大量に流れ出たときは、急いで病院に連絡しましょう。
 
◎ 「出血」
妊娠中に出血したときは、初期・中期・後期など時期にかかわらず、必ず受診しましょう。
子宮腟部のびらん、子宮頸管ポリープなど心配のないものもありますが、妊娠初期は、流産・子宮外妊娠・胞状奇胎などが考えられ、中期以後ならば切迫早産・前置胎盤・常位胎盤早期剥離などが考えられますので、安静にして症状を医師に連絡し受診してください。
 
◎ 「抜け毛」 
ホルモンの影響もありますが、赤ちゃんへ優先的に栄養を送られることで妊娠中に抜け毛や髪質がひどくなります。産後も母乳への栄養が優先的になることで、授乳期が終わるくらいまで続きます。個人差はありますが、だいたい産後1年くらいかけて戻るようです。
 
 
他にも、「下腹部痛」「白髪」「虫歯」「爪が割れる」「かゆみ」「できもの」「体毛が濃くなる」など、妊娠中にはさまざまなトラブルがあります。  

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